Crusader Kings 2 : 1.09パッチ + The Republic の出来が微妙な件
『Crusader Kings 2』に新DLC「The Republic」が登場したのでさっそく触ってみました。
CK2ではこれまで、ヴェネツィアやジェノヴァといった共和国でプレイすることはできませんでした。そもそもこのゲームは封建領主が中世的しがらみのなかで血脈を繋げていくというのが目的なので、血筋に関係なく首領がすげ代わっちゃう共和国という存在はゲームシステム的になかなかそぐわなかったわけです。そこで今回、共和国を再現するために特別なシステムが導入され、「The Republic」でそれをプレイすることができるようになりました。
とりあえずテストプレイとして1066年シナリオ・ジェノヴァの首領様で開始します。封建領主プレイと違って共和国プレイでは沿海都市を巡って他の共和国と、あるいは自国内の残り4つの家族と争います。開発日記には「マフィアの抗争のごとく」と書かれてありましたがプレイの味はまさにそんな感じです。おたがいのシマを奪ったり奪われたり。血の抗争もあり。
さて、われわれと同じ共和国であるピサです。こいつ、ジェノヴァのすぐそばに位置しているのでゲーム当初から交易拠点の拡大先が被ります。ちょっとプレイしていただけでウザいことこの上ないので、弱いうちに叩いとけとピサ公位へのクレイムを捏造して戦争を吹っかけました。
で、勝ったらこうなったわけです。
はみ出てますよ・・・・・・。
どうも共和国で共和国の公位を奪うと、その公位に紐付いている傘下の家もいっしょに移動してくるようです。上画像では d'Appiano と Alliata がピサの家族。どう見てもこれは製作者が意図した動作ではなさそう。ちなみにピサ側では、失われた2家族の代わりに新しい2つの家族が補充されてました。
CK2というゲーム、インターフェイスは(過去作に比べれば)飛躍的にこなれ、発売直後なのに修正パッチをあてなくても(それなりに)遊べる、というパラドゲーらしからぬ出来でした。その後のアップデートも拡張も、どれも大きなバグはありませんでした。パラドックスは生まれ変わったのだと感動したものです。ところがここにきてこれですよ。久々にパラドらしいやり口を見せてくれました。むしろ逆に安心したよ!
公式フォーラムを見ると、どうも「The Republic」にはほかにもバグがたくさん隠れているようですし、バランス調整のほうも甘い感じがします。これは修正パッチがくるまで寝かせておくしかなさそうです。