monk と friar
とある歴史ものの海外ドキュメンタリー作品を見ていたところ、ナレーターがキリスト教の修道士を指すことばとして "monk" と "friar" という二つの単語を使っていました。そういえば僕が英単語をゴリゴリ暗記していたあの頃、"monk" と "friar" はどちらも”修道士”として覚えたような気がします。でもよく考えると同じモノなのにわざわざ二つの名前をつけるのって変ですよね。簡単に調べてみたところやっぱり両者には違いがありました。
まず "monk" とは世俗から離れて修道士だけの共同体で自給自足の生活をする人たちを指すそうです。これはわかります。”修道士”という言葉の印象どおりの人たちですね。いっぽう "friar" は "monk" たちとは逆に、世俗の人々と積極的にまじわって生活する修道士を指すようです。地域を行脚しながら住人から寄進を受けたりして生計を立てるわけですね。そのため日本語では”托鉢修道士”なんて訳が付くらしいです。フランチェスコ会やドミニコ会などが "friar" たちの代表的な修道会だということです。
なるほど、修道会としての機能や目的が違うわけですね。
納得しつつ最後に辞書を引いてみます。
http://www.merriam-webster.com/dictionary/friar
: a member of a mendicant order
mendinant は施しなどによって生活するという意味ですね。
問題は次。
http://www.merriam-webster.com/dictionary/monk